離婚してしばらくは、「もう恋愛なんていいや」と思っていた僕ですが、
47歳のある夜、ふと “もう一度、恋がしたい” という気持ちが芽生えました。
そのきっかけは、あまりにも静かな部屋。
そして、心にぽっかりと空いた寂しさでした。
マッチングアプリ「ペアーズ」に登録したのは、
そのぽっかりとした隙間を埋めたかったから――
これは、僕が再び恋愛を始めたリアルな理由です。
こんにちは、運営者のまさです。
十数年前に離婚して、47歳でようやく養育費の支払いが終わった頃。
それから1〜2年が経ち、ふともう一度恋がしたいなと感じるようになり、
自然とペアーズに登録していました。
離婚直後は正直、もう恋愛なんて懲り懲りだと思っていました。
40代後半にもなると、日常の中で新しい女性と出会って恋愛関係に発展するような場面は、ほとんどありません。
ちょうどその頃、話題になり始めていたマッチングアプリを試してみようと思ったんです。
実は、出会い系サイトには昔から結構、馴染みがありました。
でも当時は、お互いに都合のいいタイミングで会える関係が目的で、
本気の恋活や婚活をしていたわけではありません。
ただ、年齢を重ねると、20代の頃のような“自然な出会い”はなかなか訪れないものです。
僕の年齢になると、出会いの対象となる女性の過半数が既婚者です。
既婚者が相手だと、真剣な恋愛にはつながりません。
そんな中でさて、どないしょう?と悩んでいた時、
たまたま目に入ったのが当時のペアーズでした。
寂しがり屋でない人には、なかなか伝わらないかもしれません。
でも夜、寝るときにふと訪れる何とも言えない静寂の空間が、僕には耐えがたいもの。
家族と一緒に暮らしていた頃の、あのにぎやかな空間。
会話のある暮らし。
一度それを経験していると、無音の部屋にひとりという状況が、どうにも耐えられなくなってくるんです。
また、誰かと笑い合える空間をつくりたくて、
僕は再び恋愛してみたいと思うようになりました。
要するに、僕は究極の寂しがり屋なんです。
離婚直後は、養育費のために夜もアルバイトをしていました。
帰宅はいつも23時を過ぎていたので、
寂しさを感じる間もなく、シャワーを浴びてそのまま寝る日々でした。
でもこの生活はこの生活で、充実していたと思っています。
でも、夜のバイトをやめて、昼間の本業が定時で終わるようになると、
今度はぽっかりと空いた夜の時間が生まれました。
そして、忘れていた寂しさが津波のように押し寄せてきたんです。
こうした背景もあって、僕は次第に恋活や婚活を意識するようになりました。
ちょうどその頃、7年間暮らしていたアパートを引き払って、
道路をはさんで向かい側の物件に引っ越しました。
そこは、人を招きやすい間取りだったこともあり、
誰かと一緒に過ごす日常を意識し始めるきっかけにもなりました。
正直、もしあのとき、恋愛をしない道を選んでいたら、どんな人生になっていただろう?
と、ふと考えることもあります。
ちょうどその頃、県外で暮らしていた息子から
こっちに来て一緒に住まん?と声をかけられたこともありました。
もし、あの言葉に従っていたら、
また別の人生を歩んでいたかもしれません。
家族がそばにいれば、恋愛よりもほかのことに夢中になっていたかも。
でも、僕はやっぱり
誰かと心を通わせながら、生きていきたい、そんな心境でした。