ネット上には、50代でも出会えるとか、地方こそアプリを活用すべきだといった景気のいい言葉が溢れている。だが、それらはすべて我々から月額会費をむしり取るための甘い罠に過ぎない。特に、ペアーズ以外のアプリ、例えばタップルやOmiaiを地方で使うことがどれほど残酷な結末を招くか。私が身銭を切り、精神を削りながら学んだ不都合な真実を、忖度なしでここに書き連ねる。これは、地方に生きるシニア男性が二度と同じ轍を踏まないための、血の通った警告書である。
地方の50代男性がペアーズ以外のマッチングアプリに課金する愚行と不都合な事実
まず大前提として理解すべきは、地方におけるマッチングアプリの生態系だ。都会とは住んでいる世界のルールが全く違う。人口密度が低い地方では、会員数の多さがそのまま出会いの可能性に直結する。その一点において、ペアーズ以外の選択肢は、地方の50代にとって最初から死に体なのだ。
タップルでの地獄の1週間体験記と女性会員の致命的な不在
私はかつて、タップルの有料会員になって1週間、集中して検証したことがある。結論から言えば、それは人生で最も無駄な投資だった。タップルは20代がメインのアプリであり、フリック操作で直感的に相手を仕分けしていくシステムに、50代の会社員が入り込む余地などどこにもなかった。
1日目、プロフィールを整え、自分の住む地域でスワイプを開始した。だが画面に出てくるのは20代、30代のキラキラした女性ばかり。彼女たちのプロフィールには、お酒大好きとかフェスに行きたいといった言葉が並び、57歳の私と共有できる話題など欠片も見当たらない。
2日目、検索条件を同世代の40代後半から50代に絞り込んでみた。その瞬間、画面の更新はピタリと止まった。条件に合う相手がいません。この冷酷なメッセージが、地方の現実を何よりも雄弁に物語っていた。
3日目、仕方なく隣接する県まで範囲を広げてみた。数人の女性が表示されたが、その多くは何ヶ月もログインしていない幽霊会員か、あるいは顔のわからない風景写真ばかりだった。
この1週間で私が痛感したのは、タップルにおいて50代女性は絶滅危惧種であり、そこに課金することは誰もいない砂漠に自動販売機を設置するような虚しい行為だという事実だ。女性が極端に少ないという現実は、努力や写真の質でカバーできる範囲を遥かに超えている。
Omiaiの真面目なイメージが地方のバツあり50代に突きつける拒絶
次にOmiaiだ。真剣な出会いや結婚を前提にという謳い文句に誘われて登録したが、ここにはタップルとは別の、より冷徹な選別が待っていた。Omiaiのユーザー層は30代から40代前半がボリュームゾーンであり、彼女たちが求めているのは、安定した将来を共に築けるパートナーだ。そこに定年が視界に入ってきた50代後半、それもバツありの男が入り込むのは、あまりにも分が悪い。
地方の女性は、都会よりも世間体や将来の安定性を重んじる傾向がある。30代の女性が、わざわざ20歳も年上の、しかも離婚歴のある男をあえて選ぶ理由がどこにあるだろうか。
Omiaiのシステムでは、いいねの数によって自分の価値が可視化されるが、私のような属性の男にはいいねなど一つも付かない。 いいねが付かない男は、アルゴリズムによって検索結果の最下層に沈められ、誰の目にも触れなくなる。地方でOmiaiを使うことは、高級ホテルのラウンジに場違いな服装で乗り込むようなものだ。誰も追い出しはしないが、誰も声をかけてはくれない。その静かな拒絶こそが、地方の50代男性にとって最も精神を削る毒となる。
50代男性の月額料金が20代の恋愛を支援する義援金になるという不都合な事実
我々が毎月支払っている4000円前後の会費。その行き先を冷静に考えたことがあるだろうか。アプリ運営会社は営利企業であり、彼らにとって最も効率的なのは、マッチングしやすい若者を大量に囲い込んでサービスの活気を維持することだ。
運営のビジネスモデルにおけるシニア層の養分としての役割
アプリの広告を思い出してほしい。YouTubeなどで流れてくるのは、20代の美男美女が楽しそうにデートをしている姿ばかりだ。運営はこれらの広告に莫大な資金を投じているが、その原資はどこから出ているのか。それは、マッチングの可能性が限りなくゼロに近いにもかかわらず、奇跡を信じて課金し続ける我々50代の会費に他ならない。
私たちは自分の出会いのために金を払っているつもりだが、実際には20代の若者が安価に、あるいは無料で出会いを楽しむためのインフラを支えているに過ぎない。地方の50代男性は、アプリ運営にとっての顧客ではなく、若者向けサービスを存続させるための養分なのだ。この残酷な構造に気づいた時、私は自分の無知を心底呪った。
アルゴリズムという見えないフィルターによる50代の排除
マッチングアプリの検索結果は決して平等ではない。運営はよりマッチングしやすいユーザーを優先的に表示させる。なぜならその方がアプリとしての実績が上がり、良い口コミが広がるからだ。
地方住み、50代後半、バツあり。この属性を抱えた我々のプロフィールは、AIによって最初からマッチングしにくい負け組と判断される。どれだけ誠実な自己紹介文を書こうが、どれだけ高い会費を払おうが、システム側が我々を女性の画面に表示させないように調整する。表示されなければ存在しないのと同じだ。我々はデジタルな檻の中に閉じ込められ、外の景色を眺めることしか許されない囚人のようなものなのだ。
地方で唯一地面があるのはペアーズだけと言い切れる確固たる理由
では、我々はどうすればいいのか。出会いを諦め、孤独な老後を静かに受け入れるしかないのか。いや、まだ一筋の光はある。それがペアーズだ。私がかつて4年間お付き合いした女性と出会えたのも、やはりペアーズという場所だった。
地方におけるペアーズの圧倒的な分母とネットワーク外部性
なぜ地方ではペアーズ一強なのか。それは地方の人間にとって、マッチングアプリといえばペアーズという圧倒的な認知度があるからだ。 地方ではマッチングアプリに対する偏見が根強く残っている。そんな中で、勇気を出して登録してみようと思い立った女性が最初に選ぶのは、一番有名で、一番利用者が多いペアーズだ。
結果として、地方の50代女性という極めて希少な層も、ペアーズにだけは一定数存在する。タップルやOmiaiが砂漠なら、ペアーズはまだ草の生えた荒野だ。水飲み場を見つけるのは容易ではないが、少なくとも地面があり、生き物が存在している実感が持てる。
数年前の夏、私は当時40代後半でペアーズを始めた。そこで出会ったのが、4歳年下の女性だった。彼女もまた、地方での出会いのなさに絶望しながら、最後の望みを託してペアーズに登録していた。我々はペアーズという巨大なプラットフォームがあったからこそ、奇跡的に繋がることができた。他のアプリでは、この奇跡は絶対に起きなかったと確信している。
50代男性がペアーズで生き残るためのSEO的プロフィール攻略術
ペアーズなら出会えると言っても、ただ漫然と登録すればいいわけではない。地方という狭い市場で、数少ないチャンスを確実に掴むためには、戦略が必要だ。自分のプロフィールがターゲットである同世代女性の検索結果にどう映るかを逆算しなければならない。
写真は自撮りではなく、清潔感のある他撮り。自己紹介文は自分の趣味を一方的に語るのではなく、相手が自分と一緒に過ごした時にどんな穏やかな時間を過ごせるかを想像させる内容にする。 バツありという事実は隠さず、しかしそれをネガティブに書かず、人生の深みとして提示する。こうした地道な努力が、地方という厳しい環境で唯一、果実を結ぶ可能性を持っている。
期待と時間を浪費しないためのマッチングアプリ断捨離の進め方
もし今、あなたのスマホにタップルやOmiaiが入っているなら、この記事を読み終えた瞬間に削除することをお勧めする。それはあなたの人生にとって、有害なノイズでしかないからだ。
複数アプリ併用という幻想を捨ててリソースを集中させる
出会いの入り口は広い方がいいというアドバイスを真に受けてはいけない。地方の50代にとって、タップルやOmiaiという入り口の先には崖っぷちか行き止まりしかないのだから。
複数のアプリを管理する時間は、あなたの精神を確実に摩耗させる。通知が来るたびに期待し、開いてはガッカリする。その繰り返しが自信を奪い、表情を暗くさせる。その暗さは、ペアーズでの活動にも確実に悪影響を及ぼす。 全ての迷いを捨ててペアーズ一本に絞ること。月額料金という限られたリソースを、最も可能性の高い場所に集中させること。この断捨離こそが、あなたの出会いを引き寄せるための最短距離になる。
50代からの人生を豊かにするためのマッチングアプリとの向き合い方
マッチングアプリは、あくまで人生を豊かにするための道具だ。アプリに振り回され、一喜一憂し、若者のための寄付金を払い続けるような日々はもう終わりにしよう。
我々50代には、若者にはない包容力と、長い人生で培った知恵がある。地方という限られた環境であっても、正しい場所で正しい努力をすれば、心を通わせる相手を見つけることはできる。かつての私が、運命的な縁を感じられる女性と出会えたように。
孤独を恐れる必要はない。だが、無駄な場所に時間と金を使い、自分を安売りする必要もない。ペアーズ以外のアプリを削除した時、あなたのスマホは軽くなり、あなたの心には新しい風が吹くはずだ。その余裕こそが、本当の意味で大人の魅力を引き出し、価値ある出会いへとあなたを導いてくれるだろう。
地方の夜は相変わらず静かだ。だが、スマホの画面に映るペアーズのログイン順検索の中には、今日もこの地域のどこかで、同じように静かな夜を過ごしている同世代の女性たちが確かに存在している。彼女たちに届くのは、タップルの軽いノリでも、Omiaiの堅苦しい壁でもない。ペアーズという荒野で、泥臭く、しかし誠実に生き抜こうとする、あなたの等身大の姿だけなのだ。
