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県外いいねは無視せよ。運営の初期ブーストと業者の罠を見抜く完全講義

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マッチングアプリの画面とハートのイラスト 県外からいいねが届く理由や初期ブーストの仕組みを説明する記事のアイキャッチ画像

スマホに届く「あなたにいいねが届きました」の通知。 期待して開くと、相手は数百キロ離れた県外の美人。 もしかして運命の遠距離恋愛か? と期待したあなたは、残念ながらカモ予備軍だ。

結論から言えば、県外からのいいねの9割はノイズだ。 あなたの魅力に惹かれたのではなく、アプリの仕様による初期ブーストか、カモを探す業者かのどちらかでしかない。

これに反応して課金するのは、戦略的敗北だ。 この記事では、なぜ県外からいいねが届くのかという裏側のロジックを解剖し、あなたの貴重な時間と金をドブに捨てないための鉄則を解説する。

目次

理由1 アプリの仕様による初期ブーストという集客装置

多くの男性が誤解していることがある。 それは、自分のプロフィールが常に平等に女性会員に表示されているという幻想だ。 現実は違う。アプリの表示アルゴリズムは、運営の意図によって意図的に操作されている。 その代表例が、県外いいねを生み出す元凶である初期ブースト(入会バブル)だ。

新規会員を辞めさせないための運営の接待

マッチングアプリの運営会社にとって、最も避けたい事態は何か。 それは、新規登録したユーザーが全然マッチングしない、アプリがつまらないと感じて、課金をする前に退会してしまうことだ。 これを防ぐために、登録直後(あるいは有料会員登録直後)の数日間は、検索結果の上位にあなたのプロフィールが優先的に表示される仕組みになっている。

この時、アルゴリズムは露出を最大化するために、近隣エリアだけでなく、少し離れた地域の女性の検索画面にもあなたをねじ込むことがある。 これがブーストの正体だ。

女性側の無料いいね消化行動

女性会員の多くは、男性とは違い、いいねを無料で送れる権利を大量に持っているか、あるいは無制限に近い状態で利用している。 彼女たちがアプリを開いた時、ブースト効果であなたの顔写真がおすすめやNEWとして画面に飛び込んでくる。 距離は離れているが、顔は悪くない。 手持ちのいいねは余っている。 深く考えず、SNSの投稿にハートマークをつけるような軽い感覚でボタンを押す。

これが、県外いいねのメカニズムだ。 つまり、彼女たちはあなたのプロフィールを熟読して、距離の壁を超えてでも会いたいと熱望したわけではない。 単に、運営によって目の前に出されたから、反射的にボタンを押しただけだ。 この構造を理解せずに、自分には需要があると勘違いするのは、パチンコのビギナーズラックを実力だと思い込むのと同じくらい危険な思考だ。

理由2 距離を無視する業者と投資詐欺のターゲット選定

県外いいねの正体を見極めるうえで、絶対に無視できないのが悪質な業者や詐欺師の存在だ。 特に、プロフィール写真がモデル級の美女であり、居住地が東京や大阪などの大都市、あるいは海外になっている場合は、ほぼ100パーセント黒だと断定していい。

詐欺師にとって物理的な距離は無意味

彼女ら(中身はおじさんかもしれないが)の目的は、あなたとデートすることではない。 LINE IDを収集すること、怪しい暗号資産の投資サイトに誘導すること、あるいは別サイトへ誘導することだ。 最終ゴールがオンライン上の詐欺である以上、物理的に会える距離に住んでいる必要はまったくない。

むしろ、会いに行けない距離であることは、業者にとって都合が良い。 すぐに会おうと言われずに済み、メッセージだけで関係を引っ張れるからだ。 北海道の男性も、沖縄の男性も、彼らにとっては同じ画面の中のカモリストの1行に過ぎない。

引っ越し予定という常套句の手口

業者がよく使う手口に、プロフィールやメッセージで来月、そちらに引っ越す予定なんですとほのめかすパターンがある。 これにより、現在は県外だが、将来的には会える対象だと錯覚させ、警戒心を解こうとする。 だが、冷静になってほしい。 引っ越し前の忙しい時期に、わざわざ引っ越し先のアプリユーザーを検索して、見ず知らずの男にいいねを送る女性がどこにいるのか。 そんな殊勝な女性は現実には存在しない。 このセリフが出た時点で、即ブロックするのが唯一の正解だ。

理由3 地方在住女性が抱える過疎という物理的問題

運営の仕様でもなく、業者でもないケースが一つだけある。 それは、相手の女性が会員数の極端に少ない過疎地域に住んでいる場合だ。

近場に男がいないという切実な事情

地方、特に人口の少ないエリアでは、アプリを利用している男性の絶対数が少ない。 検索条件を県内、年齢プラスマイナス5歳などで絞り込むと、表示される男性会員があっという間に底をつく。 顔見知りが出てくるリスクもある。 その結果、彼女たちは仕方なく検索範囲を隣県や、新幹線で通える範囲の都市部まで広げざるを得なくなる。

あなたがそのコストを負担する価値はあるか

このケースの女性は、確かに実在し、真剣に出会いを求めている。 しかし、戦略的な視点で考えたとき、マッチングすべきかどうかは別問題だ。 彼女たちは、地元の男がいないから、消去法で範囲を広げた結果、あなたにたどり着いた。 もしマッチングして交際に発展したとしても、デートのたびに発生する往復数時間の移動と、数千円から数万円の交通費は誰が負担するのか。

多くの女性は、男性が会いに来てくれることを期待する。 あなたは、まだ会ったこともない相手のために、毎週末そのコストを払い続ける覚悟があるだろうか。 そのリソースを、近場の女性を探す活動に投下したほうが、圧倒的にコストパフォーマンスが良いのは明白だ。

戦略的判断 県外いいねを完全無視すべき3つのデメリット

ここまで解説した通り、県外からのいいねにまともな案件はほとんどない。 それでも、せっかくのいいねだからと反応してしまう男性がいる。 だが、マッチングできない男を卒業したいなら、心を鬼にして完全無視(左スワイプ)を貫くべきだ。 その理由を、具体的な損得勘定で解説する。

1 課金ポイントといいね残数の浪費

多くのマッチングアプリでは、相手からのいいねに対してありがとう(マッチング成立)を返す際にも、こちらの手持ちのいいね数を消費する仕様になっていることが多い。 あるいは、ポイント制のアプリであれば、メッセージの開封や送信に課金が必要になる。

会う可能性が限りなくゼロに近い相手、あるいは業者かもしれない相手に対して、あなたの貴重な軍資金を投入するのは、戦略的敗北だ。 その1ポイントは、生活圏内に住む、明日会えるかもしれない女性に使うために温存しておくべき弾薬だ。

2 アプリ内評価の分散とアルゴリズムへの悪影響

実は、無差別にマッチングすることは、アプリ内でのあなたの評価を下げるリスクがある。 マッチングしたのにメッセージが続かない、デートに至らないという履歴が積み重なると、アルゴリズムによっては幽霊会員や冷やかしユーザーと判定され、表示順位を下げられる可能性があるという説もある。 質の高いマッチング(メッセージが盛り上がり、実際に会う)を積み重ねることこそが、人気会員への近道だ。 ノイズのようなマッチングを増やすことは、百害あって一利なしだ。

3 自分の市場価値を見誤る精神的な罠

最も恐ろしいのは、県外いいねによって自分はモテていると勘違いしてしまうことだ。 いいねの数が10増えたとしても、その内訳がすべて県外や業者であれば、実質的な成果はゼロに等しい。 しかし、数字が増えると男は安心してしまう。 俺はまだ戦える、需要があると思い込み、プロフィール写真や自己紹介文の改善という努力を怠るようになる。

これは、テストの点数が悪いのに、配点の高いボーナス問題(実は採点対象外)が解けたから大丈夫だと自分を慰めているようなものだ。 現実を見よう。 あなたの戦場は、電車や車で1時間以内に会える範囲だけだ。 それ以外からの評価は、婚活において何の意味も持たない。

対処法 検索設定で見ない工夫とスルー力

では、具体的にどう対処すればいいのか。 答えはシンプルだ。視界に入れないことだ。

検索条件を居住地のみに厳格化する

もしアプリの機能で、相手からのいいねを受け付ける範囲を制限できるなら、自分の居住地と隣接する都道府県だけに絞るべきだ。 それができない場合でも、自分から検索する際は必ず居住地を指定し、県外の女性は表示させないようにする。 可愛いからといって、遠方の女性に足あとをつけたり、いいねを送ったりするのは、リソースの無駄遣いだ。

通知が来てもプロフィール詳細を見ない

県外と分かった瞬間に、写真すら見ずにスキップする癖をつけよう。 写真を見てしまうと、男の性としてどうしても惜しいという感情が湧いてしまう。 美人は3日で飽きるというが、会えない美人は3秒で忘れるべきだ。 詳細プロフィールを読み込む時間があるなら、近場の女性のプロフィールを読んで、刺さるメッセージの内容を考えたほうがいい。

エピローグ 半径50キロメートル以内こそがあなたの戦場だ

マッチングアプリで県外からいいねが届く理由。 それは、運営の集客装置か、業者の罠か、あるいは地方の過酷な現実のどれかだ。 そこに、映画のようなロマンスはない。

マッチングできない男が陥りやすいのは、現実逃避だ。 近くにいい人がいない、マッチングしないという焦りから、遠くの幻影に救いを求めてしまう。 だが、婚活や恋活は、ネットゲームではない。 生身の人間と会い、食事をし、関係を築く、極めて物理的な活動だ。

物理的な距離は、心の距離に直結する。 どんなに相性が良くても、会いたい時に会えない関係は、脆く崩れ去る。 ましてや、スタートラインにすら立っていないアプリの段階で、距離という巨大なハンデを背負う必要はどこにもない。

県外からの通知に一喜一憂するのは、今日で終わりにしよう。 スマホを置き、顔を上げて、自分の生活圏内を見渡そう。 あなたが戦うべき場所、幸せを掴むべき場所は、画面の向こうの東京や北海道ではなく、あなたの足元、半径50キロメートル以内にしか存在しないのだから。

マッチングアプリの画面とハートのイラスト 県外からいいねが届く理由や初期ブーストの仕組みを説明する記事のアイキャッチ画像

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