昨今では恋愛をしない男女(若者、中高年も含む)が増えている。
僕は積極的に恋愛を求めてた人間だから今の風潮に困惑している。
恋愛しない=結婚しない、結果少子化になるで国の行く末を憂いている。
僕自身、子供は二人いて孫も7人いてる。
とりあえず生き物としての種を残す勤めははたしている。
なぜ男女の恋愛離れが加速しているのか僕なりに考察してみたい。
1. お金がないと、やっぱり恋愛どころじゃない
最近の若い子たちって、思った以上にお金に余裕がないみたい。
バイトしても生活費で消えるし、進学費用とか奨学金の返済とか将来が不安でいっぱいなんだろうなと感じる。
僕らの若いころもお金はなかったけど、それでも「なんとかなる」って思ってた。
だけど今は、物価も高いし、デートひとつとっても出費が重い。
「恋愛より、まずは生活を安定させたい」って考えるのは、全然不思議じゃない。
恋したくても、余裕がなければ気持ちも動かなくなのも当たりまえかも。
2. 「恋愛って割に合わない」って感じる時代
今の若い世代って、“コスパ”とか“タイパ”っていう言葉にとらわれている印象がある。
で、恋愛に対しても「なんかコスパ悪いやん?銭かかるし」っていう見方をしてしまうんだろう。
誰かと付き合えば、LINEの返信やデートの予定、気遣いとかいろんな手間が増える。
SNSでは「恋愛は疲れるだけやわ」とか「一人のほうが気楽やわ」って意見も多いから、それに影響される子も多いのかも。
実際、頑張って付き合っても報われなかったら、もうええわ!って思うのもわかる。
3. 話しかけるのが怖くて、始まる前に終わる恋もある
昔は、勇気を出して直接声をかけるしかなかった。失敗しても笑い話になったりしたもんだけど…。
今はLINEとかSNSが主流だから、逆にリアルな会話が苦手な子が増えてる気がする。
「話しかけたら変に思わんかな?」とか「気まずくなったらどないしょう」って、最初の一歩が踏み出せない。
恋愛って、まずは会話から始まるものだから、ここでつまずくと何も始まらない。
気持ちはあっても、行動に移せない――そういう子、多いんじゃないかな。
4. 理想が高すぎて、現実にがっかりしちゃう
テレビやSNSで見るカップルって、毎日が楽しそうで、無駄にキラキラしてる感じがする。
でも実際の恋愛って、いいことばかりじゃない。ケンカもするし、思いがすれ違うことだってある。
ああいう“理想の恋愛”ばかり見て育つと、ちょっとしたことで「これって本当に好きなの?」って疑ったり、「理想と違うからやめよう」って諦めたり。
現実と理想のギャップにがっかりして、恋愛を遠ざける子も増えてるのかもしれない。
5. 恋愛しなくても、楽しく生きられる時代になった
僕らの時代は、「大人になったら結婚して家庭を持つのが当たり前」って価値観があったけど、今はそうでもない。
ひとりでも仕事を楽しんだり、趣味に打ち込んだり、十分に幸せを感じられる時代なんだと思う。
しかも、親の離婚や夫婦の不仲を見てきた子どもたちは、「結婚って本当に幸せなの?」って、ちょっと疑いの目で見てたりもする。
無理して誰かと一緒になるより、一人で気楽に生きたい――そう思う人が増えるのも、無理ない。
まとめ:恋愛は「しなきゃ」じゃなくて「したくなるもの」であってほしい
恋愛しない人が増えている理由を、自分なりにあれこれ考えてみたけど、どれもその人なりの事情があると思う。
お金のこと、将来のこと、価値観や時代の流れ、全部を「最近の若者は恋愛しない」と一括りにするのは違うと思う。
ただ、それでも僕はやっぱり思う。
人って、誰かとつながったり、心を通わせたりすることで強くなれる生き物なんじゃないかなって。
恋愛って、うまくいかないこともあるけど、それも含めて「人間らしさ」だと思う。